おともだちを噛む・叩く【対処法(子育て・悩み)】
うちの娘は、今小学1年生となりますが、年少1学期の時に、毎日おともだちを噛むといった行動があり、何ヶ月も悩んだ経験があります。
「子どもがおともだちを噛んだり、叩いたりしてしまいました。私は親として、相手にどのように対応したらいいでしょうか。
また、今後そういった行動を起こさせないようにする
ためにはどうしたらいいですか?
親の私も精神的に辛く、かなりのストレスで、元気も食欲もなくなってしまいました。
ですが、ここで紹介することを実行していくうちに、娘の態度も落
ち着いてきて、周りの理解や協力も得ることができました。
私と娘の経験が、少しでもお役に立てたらと思います。
相手に対しての対処法
では、実際におともだちを噛んだり、叩いたりしてしまった場合、親としてその対応はどうしたらいいのでしょうか。
謝罪の気持ちを明確に伝える
まずは親から、おともだちと親御さんにキチンと謝りましょう。
自分の子どもを傷つけられて、良い気持ちをする人は一人もいません。相手の本音は「何でこんなことをするんだろう・・・」です。
当たり前の話ですが、しっかり相手の目を見て謝りましょう。申し訳ないという気持ちを確実に伝えます。
また、噛んだ場合は、おともだちが出血していることもありますので、傷の手当てなど率先して行いましょう。
大事なのことは、子どもも謝ること
自分の子どもにも、相手のお子さんに謝らせることが大事です。ここで子どもも「自分は悪いことをしたんだ」と改めて自覚することになります。
また、謝らせる前に、どうして叩いたり噛んだりしたのか、理由を聞きます。
例えば「遊んでいたオモチャをおともだちが何も言わず取ってしまった」「おかあさんが話をしていて自分を見てくれていなかった」「滑り台を一番に滑りたかった」など、理由は個人によって本当にさまざまです。
その理由を相手に説明し、子どもにも謝ってもらいます。
こうすると、大抵の人は了承してくれます。
理由と謝罪をしっかりすれば、理解してくれる方が多いです。後腐れもなくなります。
自分は謝っても、子どもに謝らせることを忘れてしまう親御さんがいるので、ぜひ実行しましょう。
もし、謝りたくないと子どもが言うようなら、その場を離れて落ち着かせてから、言い聞かせます。
幼稚園・保育園での対処法
園内で子どもの噛み癖、叩き癖が出ると、本当に困りますが、周りの協力、理解を得て乗り切りましょう。
ママ友や先生など周りの理解を得る
幼稚園や保育園でこどもがお友だちに手を出したりして悩んでいる方は、まず園にそのことをしっかり伝えましょう。
娘の場合、入園前から噛み癖、叩き癖があることを園側に伝えていました。
年少の一学期、娘が毎日おともだちを噛むようになってしまいました。そこで、保育中ずっと娘に先生を個別で一人付けてもらうことになりました。おかげで未然に防げるようになりました。
園側がそのような協力をしてくれたのも、事前に相談していたからだと思います。
また、周りの保護者に相談することも大切です。先輩ママに相談すると、いろいろなアイデアをくれたりします。
周りから理解と協力が得られると、もし、子どもがおともだちを噛んだり、叩いたりしても、むしろ「今はそういう時期なんだよね」「園に慣れたらなくなると思うよ」と、理解を示してくれることがあります。
また「痛いことをするのはやめようね、お口で言ってね」と言い聞かせてくれるお母さんも出てきます。
隠していると逆効果です。周りに悩みをぜひ打ち明けてみてください。
噛んだり叩いたりしたら、先生に報告してもらう
自分の子どもがおともだちを叩いたり、噛んだりしても、親へ報告しない園もありますので、事前に報告してもらうようにお願いしておきましょう。報告を受けたら、なるべくその日のうちに、相手の親御さんに謝るようにした方がよいです。
バス通園の方は、相手に電話で連絡して、謝ってもよいかもしれません。
謝らないうちに、相手のおともだちが家でその話をした場合、不信感が募り、揉め事や問題に発展してしまうこともあるかもしれません。そのあたりも含めて、先生に相談してみましょう。
将来的に噛み癖・叩く癖を治すためには・・
なんで噛んだり叩いたりするの?
お子さんによって違うかもしれませんが、うちの娘の場合は、言葉がとっさにうまく出ないのが原因でした。
例えば、遊んでいる時におともだちにおもちゃを取られて、「いやだ!」と、とっさに言えず、叩くか噛むか、、みたいな感じです。
じゃあ、それは発達障害が原因か・・・というと、特に発達障害という診断ではありませんでした。噛み癖・叩く癖だけで、発達障害と判断するのは非常に難しいと思います。
噛み癖・叩く癖はどうしたら治るの?
娘は1歳半ぐらいから癖が出始めて、完全に治ったのは5歳手前ぐらいでした。
大事なことは、叩いたり噛んだり、人を傷つけることは悪いことなんだということを言い聞かせます。時には厳しく叱ることも必要だと思います。これを根気強く続けていきます。何回やっても言い聞かせます。
近所にもおともだちを殴ったり、手を出す男の子がいました。そのお母さんは、その子が相手を殴ったりしても、言い聞かせたり、謝らせることをせず、その場でスルーすることがありました。
でも、その男の子の態度は、エスカレートする一方でした。
子どもが手を出す理由は様々です。でも、やっぱりそういった行為はいけないことだと子どもにわかってもらわないと治らないです。
また、理由も聞いてみてください。もし、言えなかったら、理由を尋ねるだけでよいと思います。もしくは場所を変えて、落ち着かせて聞いてみます。
言い聞かせる事も必要ですが、子どもにも事情があるので、まずその事情を聞く耳を母親が持ってくれている。。とわかってもらうことも大事です。
私も娘の担任になった幼稚園の先生も、それを粘り強く続けてきました。
すぐに治るものではないです。時間がかかります。でも、成長していくうちに、これはいけないことなんだと子どももわかっていくはずです。
諦めないで、続けていきましょう。
まとめ
噛み癖・叩き癖は、子どもにとっていろいろな理由や思いがある・・・ということを、本当の意味で知ったのは、発達センターに通って、娘の性格や成長を分析してもらってからでした。公共の相談窓口を利用することもオススメします。
私は一人で抱え込むことができず、いろんな人に相談し、発達センターも利用したことで、この長期間の苦難を乗り切れたと思っています。
どうか一人で悩まないで、おともだちや先生、みんなを頼ってください。
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